夢を見ていた頃
あ、私、この人好みだ。
あの衝撃がどんなものだったかは覚えてない。
衝撃というほど強いソレでもなかった。
でも、これまでと違う、ぴったりくる感覚。惹かれたんだ。
それが、彼を初めて見たとき。
運命って言葉を、みんなよく使う。
私はそれこそ運命を信じちゃう乙女系女子に思われがちだけど、
実はそんなに好きじゃないし、なるようになった結果が運命だと思
【運命】-うんめい
人間の意志にかかわらず、身にめぐって来る吉凶禍福。めぐり合わ
でも正直、運命だと思ってしまった。
こんなこと書くと、もし思い描く未来にならなかった場合が
怖くて虚しいから悩んだけど、やっぱり記しておきたいなって、そ
付き合い始めて1か月半ちょっと経ったけど、
たぶん、お互いが同じくらい想っていて、同じところまで視てる。
それがわかっちゃうところがまたすごいと思っちゃう。
そして、同じくらい不安になってる。
ほんと、似すぎて笑っちゃう。
なんにも接点がなくて、初めて会ったのがこの前なのにね。
きちんと言葉にしてくれて、きちんと大切に思ってくれる。
こんな人、滅多にいない。
彼に、私を好きになってもらえて心からよかった。
私も、彼を好きになってよかった。
ちょっと前、私はここで恋に「落ちたい」って言ってた。
これは、恋に落ちたのかな。
落ちたともいえるけど、場所を見つけた。
そっちのほうが、しっくりくる。
これからも、毎日感謝して大切にしていきたい。
いつもはなかなか言葉にできないけど、
出会ってくれてありがとう。
これを書いた約1ヶ月後、
それまでの日々がほんのひとときの夢であったことを私は知る。